知財事業化弁理士 山本 英彦
特許が評価される市場をつくる
2つの特許
守りの特許(従来の特許)
自社のコア技術を侵害されないよう保護する特許。
自社の強みを保護することで、
他社の市場への進出を防ぐことが目的。
攻めの特許
他社との交渉材料として使う特許。
他社が欲しがる特許を取得することで、ライセンス戦略により価値を生むことが目的。
「知的財産戦略~技術で事業を強くするために~」
著者:元キャノン専務 丸島儀一氏(弁理士)参照
特許流通の可能性
仮説:無数のアイデアが一定の確率で事業化されるとするならば
アイデアが事業化される(確率)を検証する
特許の事業化における課題
アイデア創作時の問題
・複雑なアイデアになりがち
・十分に練れていない
特許取得時(弁理士)の問題
・目的(事業化)と手段(取得)の置き換え
・代理人的な立場
事業化時の問題
・事業化する企業へのコンタクト
・事業化のメリット訴求
プロフィール
実績
知財事業研究所のこれまでの取り組み
自社:特許出願31件
他社:アイデア発掘・特許出願
アイデアの収集→事業化を目指す
大賀信幸の実績
■某 O株式会社(東証一部)にて採用
足場パイプジョイント継手の発明
(出願日:1994年3月9日)
建築物を立てるときの足場を組み立てるためのパーツです。パイプジョイント(繋目)をクランプにすることで、足場を安全かつ容易に組み立てることができます。
■京都ベンチャービジネス大賞受賞
日本建築士会連合会賞 奨励賞受賞 タクミナ(大証二部)にて共同研究
負圧の生じないポンプ
(出願日:1993年12月21日)
負圧の生じないポンプを開発することによって高所への液体のくみ上げなどが容易になります。マンションなどの貯水タンクを屋上に設置することができるようになりました。また、人工心臓などの医療機器への応用も可能です。
■某 I産業(東証一部商社)から出資
債務弁済システムの発明
(出願日:2001年2月13日)
債務弁済システムは先に挙げた3つの決済方法とは異なる新しい決済の概念です。お店はクレジット決済を行った際にクレジットカード会社から「2か月後に入金がある」という情報を担保に銀行から融資を受けることができます。債務弁済システムは現在の決済市場の先駆けのような発明です。
山本 英彦の実績
■某 I産業(東証一部商社)から出資
折り曲げラベル入り卵パック
全農たまご「ふつうのたまご」に採用